魔法科高校の劣等生16巻感想

別サイトで上げた当時の感想です。

 

ネタバレを含みます。

魔法科高校の劣等生の第16巻を読みました。
四葉後継者問題について。そして達也の出生の秘密と深雪の婚約者について。
表紙の帯に書かれていた真夜の言葉。
「深雪さんは、貴方の実の妹ではありません。深雪さんの婚約者は━━」
表紙を見た時からまさかと思っていましたが、真夜から深雪の婚約者に指名されたのは達也でした。
四葉家の分家面々から達也の出生話。苦悩しながら子供達のために達也襲撃に加わらない黒羽貢さんにも好感が持てました。
婚約者発表の時に達也への想いから泣きそうになる亜夜子。ガーディアンとの結婚を望む新キャラの新発田勝成。
達也へ狂った愛情を抱く真夜。登場人物達の人間ドラマも楽しめました。
そして兄への愛を告白した深雪。
達也のヒロインは真由美かほのかのどちらかだと思っていましたが、深雪がその座を勝ち取りました。
シリーズものを読んでいると、読み終わった後に心地よい浮遊感を得るような、しばらく話が頭から離れなくなるような巻がまれにあります。
かつて1番だったのは東京皇帝北条恋歌の第8巻でした。
東京皇帝誕生の秘話。何度も読み返しました。
似たような感想を得たのは新約とある魔術の禁書目録の第11巻。
上条当麻が記憶をなくす前の話。これを読んでから食蜂操祈さんの大ファンになりました。
今回の魔法科高校の劣等生第16巻はその二冊を超える衝撃を受けました。
次巻も楽しみに待っています。